三叉神経痛
顔面の三叉神経支配領域に現れる発作性の激しい痛みで、刃物で突き刺されたような短時間の痛みが反復します。持続痛の場合もあります。原因は、脳内にある三叉神経が、蛇行した微小血管によって圧迫されることで生じるとされていますが、特発性(原因不明)のことが多いです。
まれに脳腫瘍等による圧迫もありますので、CTやMRIの検査が必要です。
治療は、薬物療法が主体で、カルバマゼピンが第一選択薬として推奨されています。当科では薬物療法にくわえ、三叉神経末梢枝ブロックを併用していることが多いです。
対象診療科
麻酔科
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