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卵巣とは子宮の左右に1ケずつ存在し、排卵(卵を出す)する臓器です。
卵巣から発生するがんを卵巣がんといいます。本邦では1年で1.3万人の女性に発生し5000人が死亡しています。
(引用:公益社団法人 日本産科婦人科学会.産科・婦人科の病気「卵巣の腫瘍とがん」.参照:2025-10-22.https://www.jsog.or.jp/citizen/5715/)
初期の卵巣がんには症状がなく、進行して腫れ物自体が巨大になったり腹水が溜まることで腹部の膨満を認め判明することがほとんどです。
手術による子宮・卵巣・大網の切除(リンパ節を切除することもあります)が基本です。
抗がん剤による追加治療を行うことも多々あります。また、大量の腹水が溜まっている場合、 腹水濾過濃縮再静注法(CART)という方法で腹水貯留の緩和や栄養状態改善を行うこともあります。いずれも当院で治療可能です。
文責:片岡 良孝
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