熱性けいれんとは 

主に6～60か月までの小学校入学前の乳幼児期に起こる発熱に伴うけいれん発作

てんかん、髄膜炎、代謝異常などの発作原因がないもの

主要症状 

発熱に伴う5分以下の全身性のけいれん発作

複雑型熱性けいれん（部分発作、15分以上続く発作、反復する発作）もあります。

治療

• アセトアミノフェン：解熱作用
• ジアゼパム座薬（ダイアップ）：抗けいれん薬、無呼吸発作などの副作用もあるため相談の上使用

熱性けいれんを反復する場合は、発熱時にジアゼパム座薬を予防投与する方法もあります。

※症状が重い場合は高次医療機関へ紹介する場合があります。

再発予測因子（熱性けいれんを繰り返すリスクが高い）

• 家族の熱性けいれんの既往
• 1歳未満の発症
• 発熱-発作間隔が1時間以内と短かった場合
• 発作時の体温が39℃以下

文責：本間　英和