外来診療・各部門のご案内

医療技術部 診療放射線技術科

診療放射線技師とは

多くは医療機関において放射線(一部放射線を使用しない装置もあります)を駆使して、検査、治療を業務としています。国家資格。

診療放射線技術科の目標と現状

・地域機関施設として、安心で安全な医療の提供。
・患者様の側に立った医療の展開と接遇の実施。
・最先端の医療機器を駆使した、診断能の高い検査、画像の構築、および放射線治療。
・各専門技師、認定技師によるハイレベルな検査環境の構築。
・論文・学会等における積極的投稿、発表の推進。

業務内容

X線単純撮影検査

<検査方法/目的>
FPDippan

一般撮影とも呼ばれ、撮影部位は頭頸部、胸腹部、脊椎、四肢など全身に及びます。人体は、骨、筋肉、軟部組織、脂肪、空気などで構成されており、X線単純撮影検査では堅い部分(骨、筋肉など)と柔らかい部分(脂肪、皮膚など)のX線透過力の差を写し出しています。骨などはX線が透過(通過)しにくいため、画像では白く写りますが、脂肪などは透過(通過)しやすいため、画像では黒く写ります。

 

また当院での装置は最新のFPD(フラットパネルディテクタ)を採用しており、より少ない放射線量で撮影ができます。

〈平成30年度 医療被ばく低減施設認定取得〉

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<検査準備>
撮影する部位、目的によりますが、一般的に衣類に金属やボタン類がある場合は専用の検査着を着用して頂きます。検査内容によっては更衣をせずに撮影可能な場合もございますので、現場の診療放射線技師にお尋ねください。

乳房X線撮影検査(マンモグラフィ検査)

<検査方法/ 目的>
1F MMG

乳腺撮影は早期乳がんを発見するためには有意義な検査で、乳がんの罹患率を下げるために国も積極的に取り組んでいます。

検査方法は専用装置で乳房を圧迫板と呼ばれる板で挟み、乳腺を広げるようにして行います。乳房は主に乳腺と脂肪で構成されています。乳がんは乳腺から発生するため、乳腺がよく観察できる写真を撮影する必要があります。乳房を引きだし、挟む手技もこの理由からきています。 撮影に関して、当院では専門の試験に合格した診療放射線技師のみが撮影を行い(現在5名)、常に高いレベルの検査を行っております。また、それを裏づける施設認定も平成19年3月に最高判定のA認定を獲得しており、更新も行っております。

平成30年9月に新しい装置を導入したことで通常の撮影に加え、乳房の角度を変え複数の方向より撮影を行いパラパラ漫画のように乳房の画像を撮影するトモシンセシス撮影を行うことが出来ます。これによりさらに詳細な情報を得ることが出来ます。

 

<検査準備/着替え等>

・撮影は、上半身は何もつけずに行います。

・場合によりアクセサリー類を外していただいたり、髪の毛を束ねていただきます。

・ペースメーカーを使用している方、豊胸手術をしている方は撮影前にお伝えください。

・圧迫する際には痛みを伴うことがありますが、良い画像を得るために大切なことですので、ご協力をよろしくお願いいたします。痛みが強い場合などは、遠慮なくお申し出ください。

パントモ撮影

<検査方法/ 目的>
歯または歯の周囲を撮影する専用装置です。一般的に歯科クリニックなどにもあり、歯、下顎骨、上顎洞、顎関節の状態を観察します。撮影は数分で終了します。さらに歯科矯正などの際の定位撮影もできる装置となっています。

 

<検査準備/ 着替え等>
歯または歯の周囲を撮影するために、顔面、頭部に金属類がなければ撮影できます。撮影は立位(または座位)で行います。着替えは必要ありません。

骨密度測定検査

<検査方法/ 目的>
kotsumitsudo

骨密度測定検査とは、骨の中にあるカルシウムなどのミネラル成分がどの程度あるかを計測して骨の密度を測る検査で、主に骨粗鬆症の診断に用いられています。当院の装置は、DEXA法(二重エックス線吸収測定法)という2種類の異なるエネルギーのエックス線を用いる方法で、骨とほかの組織とを区別することで測定を行っています。DEXA法は超音波などを用いた他の測定方法と比べ、精度が高いのが特徴です。通常は腰椎正面で測定していますが、大腿骨頚部で測定を行う場合もあります。また、この装置では内臓脂肪や筋肉量を測る体組成などの測定も行うことができます。

 

<検査準備/ 着替え等>
検査をする際は、腰椎で測定する場合と股関節で撮影する場合があり、着替え等はその場合で異なりますので、現場の診療放射線技師の指示に従ってください。

X線透視検査(消化管検査)

<検査方法/目的>
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X線透視検査とは、X線を使って、モニターでリアルタイムに画像(身体の中の臓器)を観察しながら検査を行うものです。当院では放射線科に2台、内視鏡センターに1台、計3台のFPD搭載装置を有しています。

主な検査として、

食道・胃・大腸などの消化管検査、尿路系造影検査(膀胱造影・尿道造影など)、婦人科系造影検査(子宮卵管造影など)、整形外科領域では脊髄腔や椎間板の病態を把握するミエログラフィやディスコグラフィがあります。また、側弯症検査のための全脊椎撮影や下肢全長の撮影(スロットスキャン)にも対応しています。

内視鏡センターでは、内視鏡との併用で、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)や経気管支鏡肺生検(TBLB)などの検査・治療にも透視装置が使われています。

 

<検査準備/ 着替え等>
検査によって若干異なりますが、基本的には専用の検査着に着替えて頂きます。以下に代表的な検査をご紹介します。

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○胃Ⅹ線検査(上部消化管検査)・・・胃がんの早期発見、手術前の病変の位置確認など
胃のⅩ線検査は、バリウム(硫酸バリウム)という経口用の造影剤を用いて検査を行います。胃を膨らます発泡剤とバリウム150cc程度を飲んで頂き、身体を回転しながら撮影していきます。身体を回すのは、バリウムによって胃内に残る胃液を除去し、粘膜にバリウムを付着させるために行います。撮影枚数は10~20枚ぐらいで、検査時間は10分程度です。飲んだバリウムは便となり排出されます。検査は入院の必要はなく、外来で行います。

 

○大腸X線検査(注腸検査・下部消化管検査)・・・ポリープ、憩室、がんの発見など
肛門側よりバリウムと空気を注入して、大腸全体を撮影していきます。大腸はホースの様に長い管になっており、バリウムを大腸全体に移動させるために身体を回転させて頂きます。同時に大腸の壁にバリウムを付着させる目的もあります。時間は20~30分です。

なお、当科では、診療放射線技師の業務範囲に追加された「肛門にカテーテルを挿入し、造影剤・空気を注入する行為」を行うために必要な研修を受けております。

血管造影検査

<検査方法/目的>
血管造影は、検査目的となる血管にカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、造影剤を注入しながらX線にて連続撮影します。また、検査だけでなく、血管内に挿入したカテーテルを用いて、身体に負担の少ない血管内治療(IVR)も行っています。血管造影検査では、血管の形態や血流の状態を知ることができます。血管の内腔が狭くなっている場合(狭窄)や詰まっている場合(閉塞)、拡張している場合(動脈瘤)や血管壁が破れて出血が起こっている場合などの診断には欠かせない検査です。また、がんなどの悪性腫瘍に対しても、その拡がりを見たり、血管腫などの良性腫瘍と鑑別したりするためにも応用されています。また、大きな手術をする前に、附近の血管がどのように走っているかを確認するために血管撮影をすることも少なくありません。検査だけではなく、血管内に挿入したカテーテルを用い、血管拡張術(狭くなった血管を広げ拡張・再開通させる治療法)や動脈塞栓術(塞栓物質を注入して、出血を止めたり、病変部を治癒させる治療法)など、治療を目的とするIVR(検査と同時に治療を行う方法)も行っています。当院の装置は平成20年10月に導入し、最新の装備を備えた装置で、高画質、低侵襲性の検査を実現しています。検査時間は目的にもよりますが、概ね1時間~3時間程度です。

 

<検査準備/ 着替え等>
検査においては、入院が必要となります。また、検査後も一定時間の安静が必要です。

CT検査

<検査方法/目的>
CTとは(ComputedTomography:コンピューター断層撮影)の略称で、X線を利用して人体の主に輪切り(横断像)の画像を得る検査です。当院で使用している64列MDCT装置は、何断面も同時に撮影できるため、より鮮明な画像が短時間で撮影できます。撮影した画像を元に、コンピューターを駆使して立体的に観察することも可能です。CT画像は身体の内部構造を詳しく調べることができます。正常な状態から何らかの構造の変化で病気を発見します。血管や病巣を分かりやすくするために、造影剤を静脈に注入し撮影する場合もあります。この造影剤は副作用を発症する場合があります。

 

<検査準備/着替え等>
CTの検査は、全身を対象にします。頭部は頭部、顔面に金属類がなければ結構です。(ピアス、ヘアピンなどを外します) 胸部、腹部などは下着の金具、シップなどを外します。また、造影剤を使用する場合は食事の制限があります。

MRI検査

<検査方法/ 目的>
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MRIとは、Magnetic(磁気)Resonance(共鳴)Imaging(画像)の略で、X線などの放射線を用いない画像検査です。磁気と電波を使って、さまざまな断面の画像を撮像します。当院では、令和元年6月に新たな3.0T(テスラ:磁石の強さを表す単位)MRI装置を導入し検査を行っています。検査時間は部位と撮影方法によりますが、概ね10分~30分程度です。

MRI検査では撮像の際に磁石の切り替えによる『ドンドン』『コンコン』と大きな音が発生します。検査中はヘッドホンを利用して音楽を流すことができますので、音楽CDを持参して頂ければ、音楽を聴きながらの検査が受けられます。※一部できない検査もあります。詳しくは担当者にお尋ねください。

MRI装置は、その周りを強い磁場で覆われています。そのため、金属(磁性体)を中に入れることができません。検査の前には必ず金属チェックを受けていただきます。

また頭部、心臓などに、ステントなどのように人工物が入っている場合も、慎重に検査を進めなければなりません。そのため、検査の前は数回ほど金属のご質問を含めたお話があるかと思いますが、安全に検査を進めるためにご協力をお願いします。

 

○禁忌事項

①頭の手術、心臓の手術などで体内に金属のある方は申し出てください。大きな事故につながる可能性があります。(場合によっては検査ができない場合があります。)
【例】脳動脈クリップ、神経刺激装置、人工内耳、ペースメーカー、植込み型除細動器、ステント、入れ歯(磁性体)、エキスパンダー(皮膚拡張器)、磁性体避妊具(IUD)等
②金属類や磁気製品などは検査室に持ち込めませんので外して検査いたします。
 【例】ヘアピン、ネックレス、イヤリング、めがね、補聴器、カラーコンタクト、義足、義手、入れ歯、カイロ等
③刺青がある方は検査出来ないことがあります。詳しくは担当者にお尋ねください。

 

<検査準備/着替え等>

基本的に、専用の検査着に着替えて検査を行います。

 

造影剤とは

CT・MRIでは病気の存在診断や質的診断をより正確に行うために、造影剤というお薬を静脈に注射をして検査を行う場合があります。

〈造影剤副作用について〉

造影剤は安全性の高い薬ですが、患者様によっては体に合わない場合もあります。それを副作用と呼びます。造影検査は検査前に十分に説明を行い、患者様に理解をいただき同意を頂いての検査となります。

■副作用の種類

① 軽度副作用

→吐き気、動悸、かゆみ、発疹などで、基本的には様子を見て、治療はしません。
起こる確率は100人に3~4人程度です。

② 中度副作用

→①の症状が続き、軽度な治療が必要なもの。

③ 重度副作用

→呼吸困難、意識障害、血圧低下などです。このような副作用は治療が必要となります。後遺症の残る可能性があり、ときに入院、手術が必要で後遺症が残る場合もあります。病状、体質によっては死亡する場合もあります。

④ 遅発性副作用

→検査数日後(1週間ぐらいの間)に、吐き気、嘔吐、じんましん、頭痛などが起こることがあります。

※造影剤を注射する時、体が熱くなることがありますが、注入の刺激によるもので心配はありません。
※検査後、または帰宅後、お気づきの点がありましたら受診科までお問合せください。

〈造影剤血管外漏出〉
造影剤を使用する際には、腕の血管より注入します。注入には十分注意して行っておりますが、患者さまの体格、年齢等で血管の状態も様々であり、注入中に漏れる場合(1000人中3~9人)があります。漏れる量にもよりますが、軽度から重度の症状を示すことがあります。症状により適切な処理を行いますが、まれに漏れた箇所を手術する場合もあります。
当院では副作用、血管外漏出発生の場合、処置に関して万全の態勢を整えておりまので、安心して検査をお受けください。

核医学検査

<検査方法/目的>
核医学検査は、RI(Radio Isotope ラジオアイソトープ:放射性同位元素)とも呼ばれています。放射線(γ線)を放出する少量のRI薬剤(放射性医薬品)を静脈から注射し、体内から放出される放射線を検出し、体の中の様子を画像化することにより診断を行う検査です。RI検査は、体内に極微量の放射線(γ線)を放出するアイソトープを含んだ薬剤(放射性医薬品)を投与し、体内から放出される放射線を検出し、画像化することにより診断を行う検査です。体の中の病巣や臓器の状態を調べることができます。投与された薬剤は速やかに体の外に排出され、放射能の量はX線による他の検査とほぼ同等で、人体にはほとんど影響はありません。当院では、平成21年5月よりSPECT/CT装置を導入しました。呼び名の通り、これは従来の核医学の装置にCTを付加させた構成となっています。核医学検査で得られた画像とCTの画像を組み合わせる(fusion-image)ことで、病変部の同定がより正確にできるようになります。また、CTのデータを用いて補正を行うことで、より正確な画像を求めることができます。

放射線治療

<検査方法/目的>
○放射線とは、光の仲間の電磁波(紫外線より波長が短いもの)や、高速の粒子(電子・陽子や中性子)をいいます。 一般に放射線治療で用いられている放射線は、ご存じのように、レントゲン撮影で用いられているエックス線と性質は同じですが、その放射線を数十倍の高レベルで用いることによって、照射された細胞を殺します。その作用をガンやその他の病気の治療に利用しているのが放射線治療です。

○放射線照射の方法
放射線治療の照射方法には、体の外部から照射する体外照射や、体の内部から照射する小線源治療等が有ります。当院ではおもに体外照射を行っており、装置としてリニアック(直線加速器)を用いています。これは真空にした加速管に電子を放出し、加速させ、金属ターゲットに当てることにより、エックス線を発生させ使用する仕組みです。ターゲットに当てず、電子をそのまま利用する電子線治療も行われることが有ります。

○当院では、患者様に安心して放射線治療を受けて頂くために3年に1度、第三者機関による装置の精度管理を行っております。    IMG_0003

学会・研究会等 参加実績

学会発表実績

学会・研究会等座長実績

研修会等講師実績

スタッフ