外来診療・各部門のご案内

診療部 内視鏡センター

診療案内

外科、内科医師が上部・下部消化管内視鏡、気管支鏡、ERCP(胃カメラを使って胆管膵管にチューブをいれ造影する検査)、超音波内視鏡など、年間約6,000例施行しております。すべての内視鏡処置を習熟した医師、看護師が複数勤務しておりますので、夜間の緊急処置も安全に施行できます。

内視鏡検査について

○消化器内視鏡検査は、潰瘍・ポリープ・がんなど消化管病変の診断に必要不可欠な検査です。

○内視鏡を用いてポリープや早期がん病巣の切除も可能です。

○当院では経験豊富な日本内視鏡学会専門医および指導医が主に検査を行っています。

○必要性や目的を吟味し過不足のない安全な検査を行うため、事前に内科または外科の診察を受けていただく必要があります。

○上部消化管内視鏡検査では当日食事をせず来院いただければ、診察後に即日検査ができます(ただし、混雑状況や受診される時間によっては当日行えない場合があります)。

○下部消化管内視鏡検査では、検査前処置の説明と前処置薬処方のため、事前に内科または外科を受診していただくことが必要です。

 

内視鏡検査の解説

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

どんな検査?

○ビデオカメラを内蔵した細長い機器(ビデオスコープ)を口あるいは鼻から挿入し、モニターに映し出される咽頭・食道・胃・十二指腸の内側(粘膜面)の映像を観察し診断します。結果は、記録された映像をご覧いただきご説明します。

○観察だけでなく、スコープ先端から専用の器具を突き出し、組織の採取・病巣の切除・止血などの処置を行うことができます。

○検査時間は、観察だけなら5分足らずです。

○胃カメラが辛いといわれる主な理由は、喉の刺激でゲッとなること(咽頭反射)ですが、大変個人差があります。そのほか、スコープが喉を通っている異物感、胃が空気でふくらむときの膨満感、スコープを上腹部で動かすときの異物感などが苦痛の原因です。

○検査の苦痛を軽減するには?

○担当医師が巧くスコープを操作することが何より重要です。

○検査直前に、表面麻酔薬を含んだゼリーやスプレーを用いて喉に麻酔を施し咽頭反射を抑えます。

○咽頭反射の少ない経鼻内視鏡(細いスコープを鼻から挿入する方法)を選択することができます。

○当院では以下の二つの方法を使い分けています。

○高画質スコープを用いた経口内視鏡検査(口から挿入)

○細径スコープを用いた経鼻内視鏡検査(鼻から挿入)

わずかな粘膜の変化をとらえて早期癌・微小癌を診断するなど、より精密な検査を意図するなら経口内視鏡が良いと思います。若年の方・以前の検査で相当辛い思いをされて不安な方には経鼻内視鏡がお勧めです。二つの方法それぞれに一長一短があり、時と場合で使い分けることが良いので、事前に相談させていただきます。

 

検査が必要なとき?何がわかる?

○症状・徴候から食道、胃、十二指腸の病変が疑われる時

○症状、徴候の原因を探ります。内視鏡検査を行っても原因を特定できないことがしばしばですが、その場合には潰瘍やがんなど即刻治療を要する重大な病変が無いことを確認できたことになり、ご安心いただけます。

○粘膜が‘赤い’‘荒れている’といった頻繁に見られる観察所見を、安易に症状と結びつけたり、投薬のきっかけにすることは適切ではありません。所見の中には無害なものも多く、粘膜に所見があっても無症状の方、綺麗な粘膜でも胃の調子が悪い方が大勢おられます。

○胃がんが心配な時(胃がん検診)

○内視鏡は胃がんを診断する最も正確な検査です。胃がんは50歳代から増えてきます。

○相当進行するまで無症状で経過するので、症状が無くても検査を受ける必要があるのです。

○早期に発見すれば、胃切除手術ではなく内視鏡治療で根治が可能な場合も少なくありません。

○胃粘膜の状態を知ることで胃がん発生の危険度を評価することができ、その後のがん検診の方法を個別に助言することができます。 ピロリ菌が胃がん発生に深く関わっています。胃粘膜の状態は十人十色で、その差は概ねピロリ菌感染の有無とその影響の度合いによるものです。これを内視鏡所見とピロリ菌に対する検査を行う事で判断し、胃がん発生の危険度を評価するのです。

 

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

どんな検査?

○ビデオカメラを内蔵した細長い機器(ビデオスコープ)を肛門から挿入、モニターに映し出される大腸の内側(粘膜面)の映像を観察し診断します。
スコープを、直腸→S状結腸→下行結腸→横行結腸→上行結腸→盲腸→小腸末端まで進めます。

○観察だけでなく、スコープ先端から専用の器具を突き出し、組織の採取・ポリープの切除などを行うことができます。

○検査時間は、観察だけなら通常15分ほどです。大腸の長さや屈曲の状態は個人差が大きく、挿入が難しい場合には、それだけ時間がかかります。

○この検査が辛いといわれる主な理由は、検査中大腸が伸びたり、ねじれることによる腹痛と、スコープから送られた空気により生じる腹部の膨満感です。検査中は、出来るだけ腸を強く伸ばさずねじらずに、空気による腸の膨らみを抑えるよう努めます。

○検査の苦痛を軽減するには?

○担当医師が巧くスコープを操作することが何より重要です。巷では、痛い!辛い!と評判の悪い検査ですが、実際には大部分の方が大した苦痛なく検査を終えることができます。

○鎮痛薬を使用して検査することができますが、薬の体への悪影響が全く無いとは言えません。鎮痛剤を使用するなら、血圧や呼吸の変動に注意し、十分覚めてから帰宅して頂くなど配慮が必要です。

 

検査が必要なとき?何がわかる?

○症状・徴候から大腸の病変が疑われる時

○症状・徴候の原因を探ります。内視鏡検査を行っても、便秘やお腹が張るなどの原因を特定できないことがしばしばです。また、肛門からの出血の多くは痔が原因です。 そんな場合、内視鏡検査によって癌などすぐに治療を要する重大な病変が無いことを確認できたことになり、安心することができます。

○大腸がんが心配な時(大腸がん検診)

○内視鏡は、大腸がんやポリープを診断する最も正確な検査です。大腸がんは相当進行するまで無症状で経過します。ポリープはがん化する危険のある病変ですが無症状です。だから症状が無くとも検査を受ける必要があるのです。

○大腸がんは、50歳代から増えてきます。

○大腸がん検診で行う便潜血反応は、ある程度進行したがんの診断を目標にしており、陽性者に内視鏡検査を行えば0.2%前後にがんが見つかります。一方、ポリープや早期がんがあってもしばしば陰性になるのが便潜血反応です。

 

内視鏡治療の解説

○当院では早期胃がん、食道がん、大腸がんやポリープに対して積極的に内視鏡治療を行っています。

○ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の実際 

早期の食道がん、胃がん、大腸がん、胃や大腸ポリープに行います。

内視鏡画像

今回の症例は40分ほどで切除できました。

病変の部位や大きさによっては2時間以上かかることもありますが、鎮痛剤や鎮静剤を使用して極力苦痛が少なく治療が受けられるように心がけています。

 

診療実績
治療内容件数
上部消化管3,072
  EMR(ESDを含む)38
  硬化療法、EVL6
  止血11
  胃瘻造設4
下部消化管  2,553
  EMR487
ERCP  97
  EST13
  EPBD10
  ENBD6
  ERBD3
  stent2
小腸内視鏡20
気管支鏡85

当科の認定施設など

指導施設(日本消化器内視鏡学会)